和歌山県すさみ町の取組み
地域の概要
和歌山県すさみ町は紀伊半島の南端近くに位置し人口約4,300人の町です。農林水産業と観光を主要産業とし、特に漁業ではカツオや伊勢エビなどが有名で観光は磯釣り・船釣り、ダイビングといったマリンスポーツが盛んです。しかし、町内では過疎化、高齢化に歯止めがかからず、特に高齢化率は全国平均よりも高くなっています。このような中、新たな産業の育成が求められていた事から、町のシンボル的存在であるイノブタに白羽の矢が立ちました。
イノブタで町おこし
すさみ町のイノブタは同町の「和歌山県農林水産総合技術センター畜産試験場」で猪を父、豚を母として昭和45年3月8日に誕生しました。56年5月には町おこしの一環として、町の商工会青年部により珍レース「イノブタダービー」が開催されました。その後、毎年ゴールデンウィークに町を挙げて開催しています。
昭和60年にはイノブタの生誕15周年を記念して、テーマソングが制作され、今では町内の盆踊りや保育所、小中学校の運動会などで「イノブタ君音頭」による総踊りが行われるなど町民に親しまれています。
イノブタイメージの広がりのなかで、昭和61年5月4日紀伊半島初のミニ独立国家「イノブータン王国」が建国されました。「遊び心」を活かしたユニークな取組みをIT活用も含めた情報発信を行い「イノブータン王国」ファンを獲得することにより人口の増加を目指しています。
このようにイノブタ関連の総合的な取組みを行う事により「イノブタの町・すさみ」のイメージを全国的にアピールしています。
すさみイノブタを酔虎伝で
(販売は終了いたしました)
町おこしに励む、すさみ町をマルシェは応援しており、酔虎伝全店舗で、すさみイノブタの魅力をお伝えしています。猪の肉の旨みと豚の柔らかさを兼ね備えたイノブタは、あっさりしていて臭みがなく、クセがない中に風味があります。また、豚肉に比べ適度な歯ごたえがあり、保水性が良い為、肉汁の漏出が少なく美味しくお召し上がりいただけます。ぜひ、酔虎伝にて「すさみイノブタ」の美味しさをご堪能ください。